流れ方向の選択が自由!
流量計は流量検知方式により取付条件が必要な場合があります。フロート式面積式流量計は設置方向が限られますが、フラッパー式面積流量計は全ての流れ方向に対応が可能です。
| フラッパー式 | フロート形 |
|---|
| バネの応力を利用し流量を計測します。指定の流れ方向で流量試験を行うことで自重影響を含めた流量を検知することが出来るためどの流れ方向にも対応が可能です | 100%自重を利用し流量を計測します。フロートに自重以外の力を受けない事が原則になるため、垂直な下→上の配管に取り付ける必要があります。 |

内部清掃が簡単に!
面積式流量計は流体の力を利用して流量を検知するため必ず可動部があります。現場指示計は工業用水を利用した汚れを含んだ流体に使用されることが多い為、流量計の可動部の清掃が必須となります。
フラプター流量計は配管から外すことなく清掃口から簡単に清掃が行えます。部品点数も少なく誰でもメンテナンスをすることが可能です 。特に100A以上の大口径のご利用をお考えの方は現場でのメリットを実感する事が出来ます。

不透明な流体でも指示が読める!
本体と指示部がマグネットカップリングにより完全に別構造になっているため、流体が汚れていても指示計には影響がありません。

直管長が不要!
面積式流量計は流体が通過する隙間面積の変化を流量表示しているため、配管に流れる流体形状の変化に対する影響が少ないので基本的に直管長は必要ありません。流量調整バルブ等の積極的に乱流を起こすような機器は流量計の出口側に設置していください、指針の安定につながります。

様々な流体に対応!
機械的にフラッパーを動作させるので、液体、気体問わず計測可能です。腐食性流体については接液部の腐食性に耐えられるものであれば製作可能です。フラプター流量計ではSUS304、 SS400、PVC オプションでSUS316まで取り揃えています。

低圧設計
設計圧力も少なく設計可能です。フロート式流量計は動作時の浮上と自重による沈み込みが小さくなり安定するバランスが取れた位置が流量指示値となります。低圧時はこのバランスが取れず浮上と沈み込みが繰り返してしまいます(ハンチング現象)。このため設計圧力は動作差圧の5~10倍程度必要になる事があります。フラッパー式はスプリングのバネ力がありますので戻りの力を吸収し安定して計測することが出来ますのでハンチングの影響も少なく、低圧力での設計可能です。
フロート式流量計のハンチング
ハンチングの影響が少ないフラッパー式